PUMA PL-3K改造しました
                                                                    2005.Mar.08
 あまり人のことは言いたくありませんが、すごいAmpです、Bandも沢山あって、電源もPL-6K用を搭載して、
何時でも4CX-1000Aが2本になり、Power、Upできます。

 付いているBandは、使用できると普通の人は思うでしょう、28MHzのコイル25φ程度が2T、何故そうなったのかは、
浮遊容量が多すぎますよ、この状態で28MHz出せばどうなるかは、ビートたけし、じゃないですが、大変なことに
なりますよ、21MHzも難しい感じですね、立てに付いているタイトボビン、途中から7MHzのタップを出していますが、
3.5MHzは、何ターン巻いているのでしょうね。

 浮遊容量を減らすため、Plate.VCを2個ある物を1個にして、Plate周りの引き回しを大幅に変更しました、これで
最低容量が、50PFから20PFまで下げることが出来、28MHzでコイルが45φ4TとQを高く取ることが出来ました、
RF的に、GNDが全く取れていない状態です、重要なPlate.VcとLoad.VCのGNDが離れすぎです、RF電力での
スパークが起こりやすい状態になっています、ファイナルボックスとタンク回路のGNDも、まずい位置関係になっ
ています、完全に理想状態にはする事は出来ませんでしたが、問題が起こらない状態までは強化しました、この
Amp、Henry3Kの真似で製作したモノと思いますが、RFに対して無体策です、重要なところを真似ていない(分か
っていない)、このRF.GND対策で、28MHzもLow.BamdなみのOutと能率、安定的なTuneが出来ます。

 今回の改造作り直しは、7-28MHz確実に動作するAmpです、Outは、4KW目標でしたが、高圧が低くPep3.5KW
でした、回路図では、トランスOut3000Vですので、整流すると4KV以上になるはずですが、実際には3.2KVしかOut
しません、トランス表示がDC表示なのか分かりませんが、実測では間違いなくDC3.2KVでした。

 真空管は、実績のあるGU-74Bロシア球、2本です、この球で4KW出す夢がまた遠のきました、この電圧では、
前回製作したモノと同じであり、Outも同じです(当然)、入力回路は、オリジナルは、無誘導抵抗50Ωで受けるだけの
簡単なモノでした、入力SWRどうだったんでしょうかね、真面目に動作していましたか、最近オートチューナー内蔵機
が流行ですので、Hi.Bandはチューナーを使用する事とは、説明書には無かったですね、今回改造は、いつもの
魔法のマッチング回路で、各Band1.0-1.3以下に収まっています。

 電源回路も見直ししています、回路図ではオイルコンが2個直列に繋がっていますが、実際には並列でした、多分
容量が8μの半分になるのが恐く、16μを選択したのでしょう、耐圧が2.5KVで大丈夫でしょうか、3.2KV掛かってますよ、
此方の方が恐くなりそうです、変更は470μF.450Vを10個直列に繋いでいます、最初から3.2KVと知っていれば8個で
済みますが、最初から電源SWを入れて確認する勇気がありませんでした。

 SG.CG基板も、交換しました、2個の基板を、1個にまとめスッキリしました、低圧用トランスも、ヒーター電圧が違うため
ヒーターのみ交換でも良かったのですが、全て1個のトランスにするために、取り替えました、ファンも8Zから10Zに交換
しました。

 今回、使用できるAmpとして改造に成功しました。

これがPL-3K、RFデッキ
見た目はHenry 3KAそっくりさん
これって28MHzコイル?
中々粋な配線
立っているタイトボビン、3.5MHz用?
銅板で軽く繋いでるだけ、RFはそんなに甘くない
入力は抵抗のみで受けているだけ
PLATE.LOAD.VC、GNDライン隔離されている
改造したRFデッキ部
28MHzコイル、最低これ位で同調したいですね
GU-74B、全てが最短距離でタンク回路に接続
構造上チムニーは下に付けました
どうですRFの引き回し、これ以上できません
VCのGNDファイナルボックスGNDライン接続
ソケットは、VHFも対応用にGNDシッカリ
最短距離に配線変更
タップ出しに苦労しました、WARC対応
28MHzは、確実にπLで動作
電源も改造です
ファンは、MB-10Zに変更
入力回路、TRの格好をしたRF用抵抗
スッキリした電源部
SG.CG.12Vライン基板
高圧平滑基板、抵抗はHV用分流器
CWキャリヤー3KW以上
SSB、PEPです3.5KW以上
使用できるAmp、PL-3K完成