GU-74B、3.5-28MHzプリセットAmpの製作です
                                                                              2004.Sep.30
 今回、得意の?GU-74Bを2本使用した、プリセットAmpです、今回小型化のためサーボモーターをDCモーターに変更して
チャレンジしました、この点に思わぬトラブルが発生しました、今まではACモーターでしたので、正転逆転をリレーを使用して
切り替えていましたが、今回DCですので、Op.Ampの出力をTRで直接ドライブしました、何も付けていない無負荷の回転では
全く問題はないのですが、負荷を付けトルクが掛かる状態では、比較電圧の差少ない場合、直接制御電圧も低くなり、モーター
に掛かる電圧が低くなるとトルクが少なくなり、思ったところで止まりません、サーボ感度を上げると、誤動作状態が続き上手く
行きません。

 そこで、結局最終的にモーターに掛かる電圧を、リレーで駆動して、回転時には+12Vでストップ時には0Vに、白黒ハッキリ
した制御電圧にしました、結局ACモーターを、ドライブする時と同じ方法になりました、DCモーターを使用した意味は、小型化
になっただけでした。

 今回のAmpは、電源部、RF部とセパレートになっています、Out3KW目標ですので、ケースの形状からして一体化は諦めま
した、寸法は共に、W430*D450*H222となっています、電源部は内部的にかなり余裕がありますが、二段重ねの事を考えると
同じモノの方がよいと判断しました。

 この球を殆ど最大で使用するため、Plate電圧は負荷時に3KVキープ、SG電圧は350Vと最大規格で使用しています、
SG電圧は低めの方が、最大Outを出すには有利とされていますが、実際ではSG電圧が低いと最大Plate電流が少なく
Plate入力が入りません、スペックは、In.Zp50Ωで設計して、In70Wで、CW3KW確認しています、SSB.PEPでは、3KW軽
く越えています、タンク回路のバリLは、Henry5KC用のモノで、低いBandでは、3KWは余裕の耐久性です、勿論Plate
VVCは、400PF.10KVと充分です、問題は真空管の耐久性ですが、GU-74Bを2mAmpで良く使用しますが、ヘビーな使用
で2年間全く劣化を感じさせません、3CX-800A7では、毎年交換するくらいの酷な使い方です。

 もし交換となっても、3CX-800A7、60.000円以上に対して、GU-74B、10.000円程度この差は大きいです。

二段重ね状態のセパレートAmp
RFアンプ部
電源部、此方の方が格好良いと言われました
大変小型の、コントローラー、毎回違う
2WクラスのDCモーター、ツカサ電工製
5KC用バリLと400PF.10KV
この部分にスペースが必要
結構びっしり詰まりました
上から覗いてみました
配線の終わったタンク回路
パラ止め無誘導20W
RFC3.5MHzですから、こんなモノ
チョット短いが、28MHz用かな
青いのが各Band、ポテンションメータ
各位置関係
上から見た全体図
リレーばっかりですね
Load切替部
SGブリーダー2KΩ
サーボAmp基板
シールドケースをかぶせた状態
入力回路T80-10です
RF部の背面です
電源部には、キャスター付き
新型コントローラ、クローズアップ
電源部の内部
ファンは、全部で4個使用
SG.CG等の電源制御基板
高圧整流、平滑基板
コネクターの回りパスコンだらけ
結構余裕ありますね
CWキャリアー
SSB.PEP良くできました


 製作者JA6TAYから一言

 GU-74B、大変良くできた真空管です、安くて強いアマチュア世界の鏡です、今まで4CX-1000Aなどで苦労された方は、この球
簡単に動作出来ます、但しソケットはSK-1Aを使用して下さい、全く変な動きをしませんので何処までも、限界知らずですPlate3.5KV
、SG400V程度のむちゃやっても、4KWOutしたら、嬉しくなりますよ。