8F76Rを軽く使用して、1.8-14MHzプリセットAmpの製作です。
                                                                                                     2007DEC30

 今回初めて8F76Rを使用して、Amp製作に入りました、Data表では、陽極損失1.5KWと4CX-15000A並みです、ヒーターが7.5V/120A、
CG、Biasが-120Vと大変使いやすい4局管です、-120VBias電圧ですので、200Wドライブで50ΩIn.Zpが50Ω設計でき、入力回路も
魔法のマッチングでオールバンド使用できます(反射殆どありません)。

 後期国産の真空管は、全てBiasが浅く大変使用しやすくできています、このあたりの理屈がAmp製作での重要ポイントになります、
4CX-5000R/10000D/15000AなどはBiasが深く、In.Zpを高く設計しないとドライブ電力が大きくなります、高くするればマッチング
に苦労するし、帯域も狭くなります。

 今回プリセットにした理由は、バリLが大型で(JRC8KW送信機用?)カウンターダイヤルの取り付けなど、パネルデザインに
問題があり、プリセットにした単純な理由になっています、ケースが決まっていますので、実際部品を並べるといつも苦労します。

 ソケットは、純正品は大変大型ですので自作しました、最近自作もなれましたので苦労の内にないっていません、SGパスコンは
いつものカプトンシートで、10000PFと大変FBです直径が230mmとなっています。

 今回コントローラーに、SG電流計とSSB/CW切替を付けてみました、SSB/CWの切替は、単純にCG、Bias電圧切替です、同じ
ドライブでSSBの60%Outになるように設定しました、アイドリング電流がSSB0.5Aに対して0.15A程度です。

 動作状況ですが、4CX-5000Rと殆どEP、SG電圧は同じです、負荷時EP7.3KV、SG電圧1,080V、CG電圧-120Vで、アイドリング
電流は、0.5A程度です、今回真空管を8本テストしましたが多少ばらつきがありました、In.Zp/50Ωで設計しています、ドライブ電力は
200W弱で、CGを流すところまで行きます、楽に10KWOutしますIpは2.2A、SGがブリーダー電流プラス50-70mA程度です、予想の
範囲の動作状況です。

 8本中古球をテストしました、4本は殆ど同じでCGを流す前に、10KWOutします、残りは8-9KW程度で、SGを上げると(140V)と
10KW出るモノとでないモノがありました、エミゲンでしょうか、EPを上げると10KW問題はないかと思いますが、同じ条件でテストする
事に価値があります、気がついたのですが、エミゲンと思われる球は、全てCGに直流電流が流れ込みます(1mA以下)。

完成した8F76R、1.8-14MHzプリセットAmp
8F76R、4CX-10000D、4CX-5000R
ソケット製作も手慣れてきました
上からCg,Fl,Fl
挿入してみました
しっくり入ってますね
SGソケット、カプトンを敷いて10000PF
Newバージョンのコントローラー
左がBandメモリー基板
嫌なシャーシ加工
四角い穴がファンモーター用
部品を取り付けてゆきます
VVCもバリLも位置が決まりました
真空管大きいなー
シャシ-との間にカプトンシート
Load.VVC、2750PFヤフオクです
JRC8KWバリL実測24μHでした
Plate.Tune.VVC、500PF
メータの裏側
VVCとサーボモーターの接続
πLかな
この様にぎりぎりでソケット取り付け
全体の部品配置
飛び出しているのがバリL用サーボモーター
殆ど品取り付け済み
バリLとの延長シャフトには、ガラエポ棒使用
バキュームRLは、RF-10B使用
14MH用タンクコイル
パネルも完璧にできました
カップリングは、1000PF/12KV、4個
NEC/8F76Rです
どこかで見たような写真
バリL用サーボモータは、部屋の外
5KC用ファを2個取り付けました
コネクター類もぎりぎりで取り付け
後ろから全体の眺め
裏の配線終わりました
低圧制御基板、サーボAmp、送信停止回路
ヒータートランス
制御用トランス
ソケットの裏側です
50Ω/50W抵抗4個で50Ω200Wに合成
SGブリーダー抵抗2K、3個で6KΩ
3相になると、台に余裕なし
トランス、整流基板、高圧ブリーダー抵抗
高圧ブリーダー抵抗は100K、3本300KΩ
魂挿入中です
3相15KVAトランス、大型です