Henry 3KC-Xを5KCと1.8-3.8MHzに改造です

殆ど不動の3KCXを1200A72本にして、1.9MHz専用との依頼です
USERの要望は
 USAファンをJA製に交換
 ブリーダー抵抗のトラブルが2回ありこの点の改良
 出力は、CW2kw以上
 Ant切替RLをバキュームRLに交換
 
Ampを拝見したところ、高圧トランスもなくチェック出来ませんでしたので、早速改造に取りかかりました。

出来上がったAmp、排気口にファンガード付
調整中です
オリジナルの内部です
これもオリジナルのRFデッキ
邪魔な部品を取り外しました
上部も外してすっきりしました
3.2φのエナメル線で追加コイルを巻きました
Plate切替のクローズアップ
殆ど完成したRF上部
殆ど完成したRF底部πLはタイトボビン
入力同調回路、手前ヒーターチョーク
真ん中のガラスのコップみたいのがRE-6B
はじめの状態です、なんだか良く分かりません
トランス、ファン部を載せ替え配線終了
ブリーダー抵抗30KΩ×4JA製に交換

 改造者から一言
   1.9MHz専用との依頼でしたが、シングルバンドでは、少しもったいない気がしますので3.5MHzも入れることにしました。
  まず高圧トランスの発注から入りましたが、Out2KW以上とのことですので、無理をせずに3kw目標としましたので低めの
  設定無負荷DC5.000V以下にしました、ファンは、オリエンタルモーターのMB-10Zですこれでも風量は以前のものと比
  べるとUpしています、ブリーダー抵抗は、オリジナルは、合計80kΩ400W(消費300W以上)ですが、現在はJA製120KΩ
  400W(消費約200W)になっています、発熱がすくない分以上にトラブルが起こりません、なぜこの手のAmpは、ブリーダー
  に沢山消費させているのか良く分かりません。
  AntRLは、手持ちにRE-6B(中古)を持っていましたのでこれを使用しました、RLは全て24V用に交換しましたのでRL電源
  を両波整流をブリッジ整流にして24V供給していますが、ランプ類は12Vなのでこの部分だけ3端子レギュレーターで12v供給
  しています。
   改造といっても、特別なことは行っていませんが、結構時間のかかるものですRFデッキも含め今回は、電源部も大幅に
  変更しましたので大変でした、入力同調回路の調整とLoadのVCが小さいため(350PF)ごまかしが効かず追加コンデンサー
  の調整にRFデッキを10回以上抜き出ししました定数が分かりましたので次回は楽になりますね。
   スペックは、1.8-3.5MHzまでIn100WでOut3KW測ったようでした、HV4200VIP1.2A能率少し悪くて60%でした。