私の製作では、今のところ最強の7MHzAmpです。

 今回製作依頼は、何と4CX-10000D、2本シングルバンド7MHzAmpです、このクラスではマルチは部品の供給や、筐体の
大きさから、無理な条件です。

 エキサイターは、IC-7800でOut200W機ですので、In.Zpは、無誘導抵抗2本合計200Ωで受けています、勿論GK動作です、
最大Outは、私の測定環境から、10KW振り切れ迄しか確認しませんでしたが、納品時にじっくり確認したいと思います。

 Out20KWを、想定して設計に当たりましたが、筐体の大きさから妥協点もあります、しかしアマチュアが使用する、条件
であれば、風量など大きな問題は、起こらないと思います、異常音や焼ける臭いなどなく、すんなりOutすれば私なりに
満足します。

 特別、目新しい回路など採用しません、今までの経験を集約して、HiPowerの世界に挑戦しました、多分これが私の人生
で最高の、Outの製作品になると思います。

 電源は、今回キュービクル用の、3相30KVAと超強力です、3相ですので、オイルコンは、15KV.3.5μF形状の割には
少なめです,3相ですが、突入電流の事も考えて、ステップスタートを採用しています、電圧はトランス出荷時は、6600Vで
すが、最低の6000Vにタップダウンして、無負荷、DC8KV程度になっています、ヒーターは直列接続で、センターライン
に1.5A程流れていますが、こんなモノでしょう。

 最後に、このAmp空中線に接続は出来ません、擬似空中線のみ接続と、依頼者には十分説明をして納品を行いますので、
ご安心を。

完成した4CX-10000D×2Amp
RFデッキの全容
シャーシ加工、全てはここから始まります
完成後のRFデッキの中身です
主要部品を取り付けました
今回使用のVVC、25KV.200PF
取付金具がなく、ホースバンドなどで自作
こちらもホースバンドです
真空管が2個であれば、ファン、RLも2個使用
タンクコイルを付ける前の状態
金具の加工も、芸術の一つです
今回も銅板でSGパスコン接続
カップリングは、20KV.500PF、6個使用
180mmホースバンドが無く、つなぎ合わせ
パラ止め、真空管にシッカリ取付です
タンクコイルを付けました
最終状態です
タンクコイルは、3分のエヤコン用銅パイプ
天板に取り付けた、ガラエポチムニー
重要な部分のクローズアップ
Out引き出しは、8Dテフロンケーブル
ファン側に付いているホーローは、SGブリーダ
真ん中のが、無誘導抵抗合計200Ω
30KVA3相用、業務用トランス
2次側の取出し部、7.5KVネオン線です
マグネットRLと、ヒータートランス
1次側入力、14SQ
真空管が新品です、低い電圧でエージング
魂挿入中
振り切れ状態、10000Hでは物足りない